p型半導体とは のバックアップ差分(No.1)


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*本当にサルでもわかる話 [#jc9b049e]
**p型半導体とは? [#t99b1d96]
複雑なことを言うとワケわからなくなりますが、一言で言ってしまえば、
『Si(シリコン)だけの状態の半導体にB(硼素、ホウ素、ボロン)を混ぜた半導体』
程度の理解で十分だと思います。
前回に引き続き、「”Siに混ぜ物をした半導体”というものは次回以降でお話します。」というお話をするわけです。
攻め方はn型半導体と同じです。
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**シリコンだけの状態からボロンを混ぜた状態の半導体を理解する [#h4461591]
再度、真性半導体(Siだけの半導体)の図を改めて書くとこんな感じでしたね。
#instagram(Bnw-fE4HNn1)
すべてのSiの周りに電子が8個。
電子は安定して動かなく、電気が流れない。
そういうお話でした。
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このSiの一部をBと取り替えてみます。
#instagram(Bnw_YZoHF9O)
SiからBに変わると何が起きるのか。
Siは電子が4個ですが、Pは電子を5個持っていました。
BはSiより1つ少なく、3個の電子を持っています。
すると、ご覧の通り、B 1個につき、電子が1つ減ります。
n型と逆になってしまいますね。
すると不足しただけ、本来電子が入る ところに穴が空いてしまいます。
この穴をホール(Hole、正孔(せいこう))と言います。
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ということでBを増やすほどホールが増えますのでBの数を増やすとこんな感じになります。
(ちゃんと入ってる電子は省略して、ホールだけを書いてます。)
#instagram(BnxALlqHt2Z)
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**余った電子は自由に動けるので電流が流れる [#kf7b3ec1]
「8個で安定している電子」と違って「余っている電子」は好きに動けます。
したがって、下の図のように左に+、右にーの電圧を書けます。
すると、電子はーの電気を持っているので+に引き寄せられ(磁石のSとNみたいに+とーは引き合います)、左へ流れていきます。
#instagram(Bnul05PnauW)
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電子が動くため、電流が流れます。
電子が多いほど電流が一杯流れるのでPが多いほど電流が流れます。
ということでPが多いほど電気抵抗(電流の流れにくさ)が小さくなりますね。
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*少し難しい話 [#x2c9b004]
なし
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*参考文献 [#o6fa1c6c]
なし