p型半導体とは のバックアップ(No.1)


本当にサルでもわかる話 Edit

p型半導体とはEdit

複雑なことを言うとワケわからなくなりますが、一言で言ってしまえば、
『Si(シリコン)だけの状態の半導体にB(硼素、ホウ素、ボロン)を混ぜた半導体』
程度の理解で十分だと思います。
前回に引き続き、「”Siに混ぜ物をした半導体”というものは次回以降でお話します。」というお話をするわけです。
攻め方はn型半導体と同じです。

シリコンだけの状態からボロンを混ぜた状態の半導体を理解する Edit

再度、真性半導体(Siだけの半導体)の図を改めて書くとこんな感じでしたね。

すべてのSiの周りに電子が8個。
電子は安定して動かなく、電気が流れない。
そういうお話でした。


このSiの一部をBと取り替えてみます。

SiからBに変わると何が起きるのか。
Siは電子が4個ですが、Pは電子を5個持っていました。
BはSiより1つ少なく、3個の電子を持っています。
すると、ご覧の通り、B 1個につき、電子が1つ減ります。
n型と逆になってしまいますね。
すると不足しただけ、本来電子が入る ところに穴が空いてしまいます。
この穴をホール(Hole、正孔(せいこう))と言います。


ということでBを増やすほどホールが増えますのでBの数を増やすとこんな感じになります。
(ちゃんと入ってる電子は省略して、ホールだけを書いてます。)


余った電子は自由に動けるので電流が流れる Edit

「8個で安定している電子」と違って「余っている電子」は好きに動けます。
したがって、下の図のように左に+、右にーの電圧を書けます。
すると、電子はーの電気を持っているので+に引き寄せられ(磁石のSとNみたいに+とーは引き合います)、左へ流れていきます。



電子が動くため、電流が流れます。
電子が多いほど電流が一杯流れるのでPが多いほど電流が流れます。
ということでPが多いほど電気抵抗(電流の流れにくさ)が小さくなりますね。

少し難しい話 Edit

なし

参考文献 Edit

なし