ダイオード(pn接合) のバックアップ(No.1)
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- 1 (2018-09-18 (火) 11:26:11)
本当にサルでもわかる話
p型とn型をくっつける
「くっつける」と言われてもよくわからないと思います。
が、実際は下図のように本当にただくっつけるだけです。
ここからはSiとかPとかBの原子のような超ちっちゃい話じゃなくてもっと大きな世界(といっても実生活に比べるとかなり小さいですが)のお話になります。
なので、図もこんな感じで簡略化していきます。
さて、これに電圧をかけていきます。
p型だけ、n型だけに電圧をかけるのとどう違うのでしょうか?
再度おさらい
電圧をかけた時にどっちに動くか?
・ホールと電流はーへ
・電子は+へ
これを抑えておいてくださいね。
p型に+、n型にーをかけてみる
これまでと違って「pとnのどっちに+、どっちにーかけるの?」という話になりますので1つづつ行きます。
p型に+、n型にーをかけると、下図の通りになります。
p型のホールはーへ向かって進み、n型の電子は+へ向かって進むので p型とn型の境界ゾーンで電子とホールが鉢合わせします。
ホールというものは「電子が居ない穴」なので、その穴に電子がポンポン入っていきます。
こうすることで電流が流れます。
(ここまで)
ご覧頂きありがとうございました。
少し難しい話
なぜ電子と電流の向きは逆なのか?
これ、とてもややこしいですよね。
なんでこうなっているかと言えば・・・
電子が見つかる前は+の電気を持つ粒があると考えられていた
からなんですね。
なんかわからんけど、+の電気を持つモノが流れているんだろう。
だから、その向きを電流に決めちゃった。
しかし、研究が進むに連れて 「どうやらーの電気を持つ粒(電子)が電流を作っている」ことがわかってしまった。
ということで電流と電子の向きが逆になっちゃったわけです。
一言で言えば「昔の科学者の予想が外れた(アホだった)」ということになります。
参考文献
なし